沖縄防衛局は28日午前4時すぎ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書の一部を4台の車両で県庁に搬送した。市民団体の抗議などで持ち帰った評価書もあり、県は「手続きは完了していない」との認識を示している。午前9時現在、市民団体が県庁内外で阻止行動を展開、緊迫した状態が続いている。夜明け前に評価書を持参した防衛省の手法に県内で反発が強まりそうだ。
評価書搬送には真部朗沖縄防衛局長が同行し、陣頭指揮を執った。記者の問い掛けに真部局長は終始無言だった。
分乗していた職員約20人がそれぞれ段ボール箱を一つずつ抱え、夜間の通用口から16箱を警備員が1人だけいた守衛室に次々と運び込んだ。
同日午前1時から現場で警戒していた市民団体のメンバー1人が激しく抗議し、報道陣が一連の行動を取材する中、評価書を入れた数個の段ボール箱を車両に持ち帰った。真部局長が乗った車両を含め3台は到着後約5分で現場を去った。
停車中、沖縄防衛局の森田治男企画部長は報道陣の質問に答え、「中身は評価書の書類」「20数個持ってきたが、運び込んでいない箱がある」などと話した。数箱搬入していない状況で「提出」と受け止めるかについては明言しなかった。
防衛局側が立ち去った後、県の上原徹管財課長ら職員数人が現場に到着。上原課長は押印など所定の手続きがないため「文書の受け取りは完結していない」と話した。
又吉進知事公室長は同日午前に要請で訪れた県議団に対し「現時点では(評価書を)受理したとは言えない。ただ、県は書類が整っていれば受け取らざるを得ない。書式などが整っているか確認する」と述べた。
英文へ→Ministry of Defense takes the Henoko environmental impact report to the Okinawa Prefectural Office before dawn
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