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2012年1月8日

 南太平洋の島、サモアは観光の島であり、海外移民も多い。どこか沖縄と重なる。そのサモアで地元の言葉を生かす改革が進んでいると知人に教わった
▼サモア語は公用語でありながら、家族の会話など身近な間柄でしか使われない。現地紙を読むと、現在英語だけで行う学校の授業にサモア語を取り入れると教育大臣が昨年11月に発表している
▼サモア語を教科書にとどまらず、公文書や職場のマニュアルなどにも広げる。駐日サモア大使館に聞くと、背景には自立への模索がある。英語力を付けて移民するのではなく、現地の言葉だけでも働ける場を島に増やす。公の場でのサモア語の“市民権確立”ということになろうか
▼もう一つ「ポリネシア独自の文化が最も色濃く残る国なので、文化を大事にする姿勢は昔から強い」(大使館)とも。文化への誇りも改革の要因といえる
▼島の文化を大事にする点は沖縄も負けないと思うが、ウチナーグチを聞けて話せる人は5割を切った(1日付1面)。この結果、少ないとみるか、復帰後の教育事情を考えると当然とみるか
▼沖縄で流れ星を「フシヌヤーウチー」(星の引っ越し)という。想像力と言葉が結び付いた美しい表現だ。言葉に込めた先人の思いも一緒に継ぎたい。そのためには幼いころからウチナーグチと身近に触れる環境をつくらないといけない。サモアに学ぼう。


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