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コラム「南風」 美しさの底にあるものFROM沖縄2012年1月9日 
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 美しいものに触れた時、心に光が差し込む感覚がある。ただ若い頃と今と確実に違うのは、目で見えるものだけではないものを含めて美しいと感じるようになったことだ。
 先日「ミス・ユニバース・ジャパン」の沖縄大会が開催された。このコンテストは人間性、感性、知性、内面性、自信の五つの要素を基準に成長過程を審査する。セミファイナルで選出された14人のファイナリストは、ビューティーキャンプと呼ばれる100時間100項目の厳しい講義を受け当日を迎えるのだが、私はそこで毎回奇跡を目の当たりにする。
 ファイナリストに選ばれてからの1カ月で、彼女たちがどんどん美しく輝いていく奇跡。出場者のほとんどが、学生だったりOLだったり、普通の子たちである。人前でポーズをつけて歩いたり踊ったり、ましてや大勢の前でスピーチするなんてこれまでの人生で皆無だったであろう。そんな彼女たちが千人近くいる観客の前で堂々と歩き、審査員のどんな質問にもひるまず応える姿は輝きに満ち、何よりも美しく私には映る。
 1位になった長嶺花菜は「自分と向き合うことが多く、つらいこともあったが、多くの人に支えられてここまできた」と語った。世界を目指すため、毎日切磋琢磨(せっさたくま)し、できない自分に対する悔しさに、涙を流しながら5時間も1人で鏡に向かって踊っていた子も私は知っている。沖縄女性の底にあるしたたかな強さ。いろんな体験から学び、努力をした女性は、美しく輝きに満ちている。
 こういう女性が1人でも多く沖縄にいたら、何にも代え難い素晴らしい観光資源になるのではないか。街に美しく輝く女性があふれる。地産地消“沖縄美人”。この美しい想像に、心に光が差し込むのを感じながら、私は丸まってる自分の背筋をピンと伸ばした。
(座安弘美(ざやすひろみ)、ミス・ユニバース・ジャパンスクール沖縄校理事長)


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