防衛局有権者リスト作成 RSSicon

真部局長は当面続投 防衛相、更迭を見送り2012年2月4日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

 【東京】田中直紀防衛相は3日、米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市長選(12日投開票)をめぐり、沖縄防衛局職員の有権者・親族リストを作成し、投票を呼び掛ける「講話」を行った真部朗沖縄防衛局長の更迭を見送り、当面続投させることを決めた。市長選の告示が5日のため、3日にも更迭する方向で調整していたが、政務三役、事務方トップらとの協議後、記者団に「(局長として)本人に説明責任を果たさせることにした」と述べ、続投させ引き続き調査する意向を示した。処分については調査終了後に判断する方針だ。
 衆院予算委員会は3日午後、真部氏を集中審議に参考人として招致。真部氏は「私が発案して関係職員に準備を指示した」と述べ、防衛省の組織的関与を否定した。親族を含めた有権者リストの作成については「業務である普天間移設問題にとって非常に重要な選挙で、なるべく多くの市民の考えが反映された方がよいと考えた。誤解を招く部分があったことを反省しなければならない」と述べた。
 野田佳彦首相は「服務規程に基づいてやったとの認識だ」としながらも「批判せざるを得ない部分もあった。その視点から調査し、適切に対応したい」と述べ、更迭に理解を示していた。
 集中審議終了後、田中氏は政務三役会議を開き協議。田中氏は宜野湾市長選への影響を最小限に抑えるために5日の告示前に真部氏を異動させる方向で検討していたが、集中審議で処分の根拠が明確に引き出せなかったこともあり、更迭を見送った。その上で「説明責任を果たし、信頼を回復してもらう」と述べ、真部氏を続投させる考えを示した。
 防衛省は業務適正化委員会(委員長・田中防衛相)で事実関係の調査を継続する。公務員の中立性・公正性に疑いを招いた点を重視し、更迭のほか、内規による注意処分なども検討している。


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