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『ヒューゴの不思議な発明』 映画青年スコセッシを覗き見た2012年2月21日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

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 男印100%の映画を得意とし、『ディパーテッド』でようやくアカデミー賞を手にしたスコセッシ監督。それがまさかのファンタジーで多くの映画賞を獲得し、戸惑っているファンも多いかもしれない。しかしSF映画の父ジョルジュ・メリエスにオマージュを捧げており、巨匠の映画青年の部分を覗き見たようで惚れ直しちゃうよ。
 メリエスと言えば、映画として初めてユネスコ世界遺産認定された『月世界旅行』が有名で、修復されたカラーフィルムバージョンが昨年のカンヌ国際映画祭で初披露されて話題に。実はスコセッシ監督も財団を設立して、埋もれていた世界の名作の発掘と修復をしている。なので本作の原作を手にした時、いても立ってもいられなかったのだろう。
 メリエスは革新的な映画を発表していながら事業に失敗し、駅の玩具店で働いていたという不遇人生を送っている。本作は映画への情熱を失ったメリエスを主人公に、孫と駅の時計係の少年が夢を取り戻させようとするハート・ウオーミングストーリーだ。
 これを機会に、フランス製作の『月世界旅行』修復ドキュメンタリー『Le voyage extraordinaire』も公開されないかな。★★★★★(中山治美)

 【データ】
監督・製作:マーティン・スコセッシ
原作:ブライアン・セルズニック
出演:ベン・キングズレー、サシャ・バロン・コーエン、エイサ・バターフィールド、クロエ・モレッツ
3月1日(木)より全国公開
(共同通信)



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