社会 RSSicon

「沖縄の映画上映したい」 岩手沿岸部唯一の映画館2012年3月19日 
このエントリーをはてなブックマークに追加

巡回上映会に対する感謝の言葉の寄せ書きを前に、「被災地のことを忘れないでほしい」と沖縄へメッセージを送る櫛桁一則さん=岩手県宮古市

 【岩手県で新垣毅】東日本大震災で多大な被害を受けた被災者の心を癒やそうと、被災地や避難施設、小学校などで巡回上映会を展開してきた「みやこシネマリーン」(宮古市)の支配人、櫛桁(くしげた)一則さん(39)は「沖縄とのつながりを大切にしたい」という特別な思いで沖縄を見つめている。
 岩手県では沿岸部から映画館が次々となくなり、宮古市は1991年に最後の映画館が閉館。同市の住民が映画を見るには車で片道2時間半かけて盛岡市まで行かなくてはならない状況になった。
 そんな中、市民運動によって全国唯一、生活協同組合が母体となるシネマリーンが97年に誕生した。岩手県沿岸部で唯一の映画館で、震災で一時営業ができなくなったが半月後、「街に元気を子どもたちに夢を」を合言葉に上映を再開させた。
 営業がストップした時期には、沖縄東中3年(当時)の仲村颯悟(りゅうご)君が監督を務め、話題を呼んだ映画「ヤギの冒険」を上映予定だったが、上映は見送られた。だが半年後の9月25日、岩泉町で開かれたスローフードのイベント会場で上映を実現。幅広い年齢層の160人が集まり喜んでもらえたという。
 宮古市と多良間村が姉妹市村として交流してきたことを挙げ「沖縄は遠い存在に思えない。機会があればどんどん沖縄の映画を上映したい」と話す。沖縄県民には「岩手が復興したら、ぜひ足を運んでほしい。ただ復興にはまだまだ時間がかかる。被災地のことを忘れないでほしい」とメッセージを送った。


次の記事:「自立構想問われる」 小熊さ...>>
アイコン 今日の記事一覧 アイコン 今月の記事一覧 アイコン 最近の人気記事


関連すると思われる記事

powered by weblio


PR

  • モンドセレクション最高金賞を受賞した琉球もろみ酢で健康維持に!


社会一覧


過去の記事を見る場合はこちらをクリックするか、 ページ右上のサイト内検索をご利用ください。