手作りのローランド人形を前に不用になった琉球人形の寄付を呼び掛ける座間味さん
【沖縄】2008年の県人ブラジル移民100周年を前に、南米で暮らす県系人に琉球人形を贈ろうと、沖縄市の「ローランド人形研究所」を主宰する座間味末子さん(58)=沖縄市=が、家庭で不用になった琉球人形の寄付を呼び掛けている。 座間味さんは1980年ごろから琉球人形や日本人形、木目込み人形などの講師資格を取得し、県内外の催事場やデパートなどで個展を開くなどの活動を続けてきた。展示会では製作を実演し、来場者に指導。作った人形を寄付したり販売したりしている。90年にローランド人形研究所を創設し、「沖縄に人形館を作ろう会」(安田未知子会長)でも活動している。
「ローランド人形」は座間味さんが独自の方法で一体一体を手作りした人形のこと。粘土や石こうで体を作り、着物は琉球かすりを使うなど、小物類まですべて沖縄の材料を使う。西洋風から琉球人形までさまざまな種類がある。
第2回世界のウチナーンチュ大会で展示・実演した際、座間味さんの人形を気に入り、購入したブラジルの人々に今年の大会で再会。「ぜひブラジルに来てほしい」と言われたという。座間味さんは「一度、ブラジルへ渡って技術指導したい。県系女性の就労支援にもなる」と話す。
同時に「壊れたり、古くなって家庭で不用になっても、人形は捨てづらい。それを譲り受け、修繕して贈ることができたら県系人たちが遠く離れた沖縄を感じることができるのでは」と思うようになったという。
座間味さんは「輸送のコンテナ代など課題は多いが、何とか成功させたい」と話す。連絡先は090(3794)8714(座間味)。
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