太鼓の数が追いつかずペットボトルなどを手にエイサーの練習に励む上海の沖縄県人会のメンバーたち=2006年3月、中国上海
中国全土に沖縄のエイサーを普及し文化交流を広めようと、中琉エイサー隊活動支援実行委員会(東浜永松会長)がこのほど結成され、太鼓や衣装の調達、担い手の育成などの活動を活発化させている。上海や北京、福建省の県人会だけでなく、日本語を学ぶ地元大学生からも踊り手の希望者が相次いでいるといい、東浜会長は「エイサー人口1万5000人を目指し普及活動に励む」と意欲を燃やしている。 同実行委はエイサー人口を増やすため、衣装と太鼓のセットを作る資金の調達に奔走。併せて中国で日本語を学ぶ大学生や市民らに呼び掛け、踊り手の希望者も募っている。今年9月に上海で開かれるWUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)世界大会でのお披露目も目指している。
これまで、WUB関係者から寄付が寄せられている。沖縄ツーリストハイビー会(嘉味田朝靖会長)から100万円、牧志泰三WUB前会長から10万円、同氏が会長を務める第一港運から5万円あった。エイサーの太鼓と衣装は1セット1万円かかることから寄付で115セットはめどがついた。
しかし、福建省の華僑大学で日本語を学ぶ学生400人に踊り手の希望者を呼び掛けたところ170人が手を挙げ、同大から100セットの支給要請があったという。上海の復旦大学からも同様の要請があり、実行委はそれぞれ30セットの支給を約束したが、追いつかない状況だ。
上海では県人会を中心に、地元の中国人を含む26人が週に1回練習に励んでいる。当初はコーラの空き瓶やペットボトルをばちの代わりに使っていた。その様子を見てエイサー隊への活動支援を決意した東浜会長は「エイサーを通して沖縄と中国の交流の場を広げたい。中国の方々に沖縄の文化を身近に感じてもらい、沖縄への観光客を増やし、ビジネスチャンスにもつなげていきたい」と意気込んでいる。
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