大規模公園を核とした普天間飛行場跡地の街づくりについて話し合うフォーラム=6日、沖縄コンベンションセンター
【宜野湾】普天間飛行場跡地で夢のある街づくりを話し合う第3回県民フォーラム「沖縄の未来をひらく環境づくり―普天間飛行場跡地利用計画の策定に向けて」(主催・県、宜野湾市、都市みらい推進機構)が6日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。パネル討議は堤純一郎琉球大教授をコーディネーターに4氏が登壇。大規模公園を核として、歩いて楽しい、環境にやさしい街づくりを論議した。
基調講演した吉村元男鳥取環境大教授は、大阪万博跡地の3分の1の100ヘクタールを森として設計した経験から、普天間を大気や水を浄化する「都市の肺」に、さらに廃油の資源化や自然エネルギー利用により自らエネルギーをつくる「沖縄の心臓」とすることを主張した。
パネル討議では堤氏が普天間跡地480ヘクタールの利用イメージとして、廃棄物処理と廃熱利用、発電などを行う産業施設20ヘクタールを中心に、住宅地250ヘクタール、大規模公園100ヘクタールなどで構築する街づくりを提起。古我知浩沖縄リサイクル運動市民の会代表は「歩いて生活のすべてが収まり、昆虫や水生生物など身近な自然を楽しめる街を」と訴えた。
後藤和夫国営沖縄記念公園事務所長は、海外からの年間観光客数がわずか11万人だとして「アジアを意識した観光政策を取るべきだ」と述べた。
都市計画に携わるMUI景画の山口洋子氏は宜野湾市民1人当たりの公園緑地面積は3・5平方メートルが全国平均の3分の1という低水準を例に挙げ、基地の外周を緑化し「鉄条網による鉄の輪から緑の輪をつくろう」と提案した。
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