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県民カップルお断り 万国津梁館の結婚式2007年5月1日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

 「なぜ県民は万国津梁館で挙式できないのか」。こうした問い合わせが同施設を所有する県や管理する沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)、県内の結婚式プロデュース業者に寄せられている。名護市の万国津梁館は2004年9月から結婚式場としての利用が可能になったが、県が出席者の半数が県外客でなければならないとの条件を付けていることから、新郎新婦のいずれかが県外の人でなければ利用できず、県内出身者同士の挙式はできない。県内カップルからは「税金で造った施設なのに県民が使えないのはおかしい」と疑問の声が上がっている。
 県観光振興課は利用できない理由について「津梁館は観光客増加につながる国内外の会議誘致のために造った。(観光客増加につながらない)県内カップルの挙式はその趣旨に反する」と説明する。津梁館での挙式件数は2005年が39組、06年が46組、07年3月末現在で15組。2000年のサミット会場だったというブランド力や海が一望できる景観の良さなどから増加傾向にある。
 津梁館全体の稼働率は30%台にとどまっておりOCVBの新里紹喜参事は「収益性だけを考えると県内カップルにも開放したほうがいい。しかし(ホテルの宴会場など)民業圧迫になってしまうとの声があり難しい」と複雑な立場を漏らす。
 一方、那覇市内の複数のホテル宴会担当者らはいずれも「多くのカップルにとって北部は遠く、長距離の移動をしてまで
津梁館で挙式するカップルはそう多くないはずで、県内に開放しても大きな影響はないだろう」との見方を一様に示し、民業圧迫にはつながらないとの立場だ。
 那覇市に住む女性(34)は「津梁館で挙式するまでドレスは着ない」とし結納を終えた今も式の日程は決めていない。「サミット会場にもなり県民にとっては特別な場所。県民が使えないのはおかしい。観光客を優先してもいいが、空いている日は県民が使ってもいいのではないか」と同館での挙式を切望する。
 挙式プロデュース業のブライダルハウスチュチュ沖縄の担当者は「数は多くないが問い合わせはある。県民の挙式が可能になれば希望する人はもっと増えるだろう」と話す。(仲井間郁江)


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