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2007年5月2日

 はがきいっぱいに色鮮やかな桜の絵があり、大胆な筆致で「人生も七分咲き これからですよ」と記された絵手紙が届いた
▼差出人はかつて取材したことのある70代に差し掛かった元行政マンだった。字数はわずかながら、生き生きとした筆遣いで描かれている絵と文字を見て、元気な様子がうかがえた
▼絵手紙という言葉は書家の小池邦夫さんの造語という。その小池さんが会長を務める日本絵手紙協会は1996年に設立され、現在、全国で3000人近くの会員がいるという
▼県内では沖縄市の桑江良憲さんらが中心となり2003年に同協会沖縄友の会が発足。わずか4人でのスタートだったが、桑江さんら愛好家の普及活動で、会員は60人に増えた
▼絵手紙は特別に決まった書き方はない。沖縄友の会のポリシーは「それでいい。それがいい」で、自分が感じたことを自由に描けばよい。桑江さんは「はがき1枚で結ぶ心と心の触れ合いが何よりも魅力だ」と語る
▼パソコンや携帯電話でのメールのスピードに、はがきや手紙はかなわない。だがデジタルでは心が伝わりにくい、味気ないと感じる人も多いと思う。そんな時代だからこそ、愛情が込められた絵手紙がより輝いて見える。


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