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北大東で塩害試験場建設へ 耐性評価で全国初2007年5月5日 
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 雷保護機器の専門メーカーの音羽電機工業(本社事業所・兵庫県、吉田修社長)と沖縄電力の子会社の沖電設計(永山清社長)が、北大東島で塩害暴露試験場の建設計画を進めている。台風の襲来や高潮など島の厳しい自然環境下で、開発品の耐久性について長期的にデータを採取する。自然環境の中で塩害の耐性評価を行う試験場は、電力関連機器では全国でも初めてという。
 試験場は島の北東部にある黒部岬の村有地1500平方メートルに建設。07年中の稼働を予定する。北大東村も企業誘致による新たな収入源や島の活性化に期待。建設地の保安林解除などで支援を表明している。
 事業主体の音羽電機工業は、避雷器など電力用雷保護機器の分野で国内最大のシェアを誇る。試験場内に変圧器や観測盤を設置し、実際の使用条件の環境をつくる。
 沖電設計は試験場の設計のほか、データ採取・評価支援を行う。試験場管理やデータ採取は現地採用を予定する。
 既に鉄塔や金網メーカーなど複数の企業から製品試験の問い合わせがあり、両社は他企業の製品試験の受託も進めていく。事業継続性が見込めれば、塗料や電線などを含めた異業種が共同で試験場運営の現地法人化を目指す将来計画だ。
 吉田社長と永山社長は26日に宮城光正北大東村長と那覇市内で会い、南・北大東村が商標登録する「うふあがり島」の名称使用などを確認した。
 吉田社長は「全国的な台風被害などで、塩害耐性の需要が高まっている。優れた商品開発には、過酷な自然環境下で製品テストできる意味は大きい。第2ステップで島に本社を置く企業が発足すれば、活性化にも貢献できる」と述べた。
 宮城村長は「気象、海象の厳しさが経済効果につながる。試験場から災害に強い商品ができれば、地域ブランドとしてもPRできる」と活性化に期待した。


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