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沖縄子ども研究会発足 共同体で子を守る2007年5月8日 
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各種団体が連携し、子どもたちの問題を改善しようと発足した「沖縄子ども研究会」総会=5日、那覇市の沖縄大学

 児童虐待や深夜はいかい、いじめなどの児童問題が深刻化する中、沖縄の子どもたちを取り巻く環境を総合的に研究し、問題改善につなげようと、「沖縄子ども研究会」が5日、発足した。子どもにかかわる各種団体や個人が横断的に連携する県内初の組織。同日、那覇市の沖縄大学で開かれた記念講演会と総会には、学生や民間非営利団体(NPO)関係者、教員、保護者など80人余が参加し、総会後の交流会では、子どもの現状や課題について熱心に意見交換した。
 「研究会」設立は昨年5月に沖縄で開催された「日本社会臨床学会」のシンポジウムで提言された。その後、沖縄大学の加藤彰彦教授らが中心になって準備会を組織。5回の学習会を重ねてきた。
 この日の設立イベントは「新たな子育て・子育ちゆいまーるをつくろう」がテーマ。これまでの活動を振り返った加藤教授は「共同体の崩壊や厳しい経済状況の中、地縁、血縁だけでなく、新たな共同体意識をつくり、子育て・子育ちをしていくことが大切」と連携して子どもの問題に対処する体制の構築を訴えた。
 具体的な取り組みとしては、子育て支援や学童保育などさまざまなテーマを設け調査研究するほか、子どもの問題に取り組む人たちに活動報告してもらう「子どもフォーラム」を月に1回各地で開催し、その成果を機関誌や雑誌にまとめていく。「子ども白書」も発刊する予定だ。また、全国組織の「日本子どもを守る会」の地域組織としても独自の活動をしていく。
 交流会には約50人が参加。それぞれの立場から子どもの現状について語った。中学の女性教諭は「思っていることをうまく言語化できない子どもが多い。コミュニケーション不足を感じる」と指摘。学童保育に携わる男性は「年々、子の発達が幼くなっているように感じる。一方でメディアの情報量は多く、言葉は大人。父母と向き合う時間が少ないと感じる」などと話した。
 また、「PTAと学校の連携がうまくいっていない」「大人が自分の夢を持たないと子どもも迷走したままだ」など活発に意見が上がった。
 「沖縄子ども研究会」事務局は沖縄大学・加藤研究室。問い合わせは098(832)3222。


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