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2007年5月9日

 警察官といえば、一般の人にとっては何となく怖い、お堅いというイメージがある
▼この春、県警を退職した我那覇英則さん(59)=読谷村大湾=は、そんなイメージとは程遠い人だった。白塗りした顔に太く描いたまゆ、懐にはおもちゃの刀。笑いを誘う姿で、お年寄りらを相手に交通安全や防犯対策を訴える
▼「標準語よりも上手だから」と、交通安全講話などはほとんど方言で行い、笑いが絶えなかった。地域の人たちからは「面白くて、分かりやすい話で参考になった」と歓迎され、「警察官より役者に向いている」と親しまれた。石川署交通課に勤務していた1990年代半ばの話だ
▼最後の勤務地は読谷村楚辺駐在所だった。夫人の協力を得て駐在所を花いっぱいに飾り、地域の人が気軽に訪れる憩いの場にした。通常は3年で異動なのに、地域住民の異例の懇願で6年半まで延長された
▼「地域の人に育てられ支えられ、定年までやってこれた」と我那覇さん。現在、地域への恩返しの方法を模索する日々を送っている
▼本紙6日付朝刊25面に、地域の人たちからの感謝状を手にする我那覇さんの写真と記事が掲載された。その表情は仕事をやり遂げた満足感にあふれ、誇らしげだ。


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