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F22未明離陸強行 嘉手納基地2007年5月10日 
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 【嘉手納】米空軍嘉手納基地に一時的に配備されていたF22Aラプター戦闘機12機が、10日午前3時すぎから午前10時すぎにかけて相次いで離陸、ハワイのヒッカム空軍基地を経由して所属先の米バージニア州ラングレー空軍基地に向かった。基地周辺自治体などが、深夜早朝の飛行を制限する「騒音防止協定」に基づいて離陸中止を強く求める中、未明の飛行は強行され、協定が形骸(けいがい)化している実態があらわになった。嘉手納町基地渉外課の騒音調査で最高の98・8デシベルを記録。昨年来のF15戦闘機の未明離陸に続き、住民が寝静まる中での爆音に、地元は反発を強めている。
 10日午前1時ごろからエンジン調整音が基地内から響き、同3時ごろには暗闇の中をF22が滑走路南側へ移動。同15分ごろに爆音をとどろかせ、F22・6機が相次いで離陸し、KC10、KC135空中給油機も続いた。
 同4時27分ごろに残り4機が離陸し、その後、KC10、KC135空中給油機が飛び立った。残る2機は整備上の理由で離陸を見合わせたが、同10時25分ごろに離陸した。
 町基地渉外課の調査では、F22の離陸時に90デシベル以上の騒音を記録。空中給油機も70デシベル以上を記録した。
 離陸前のエンジン調整音を含めると、未明の騒音は午前2時ごろから同5時ごろまでの約3時間続いた。
 嘉手納飛行場に関する3市町連絡協議会(3連協)会長の野国昌春北谷町長は「未明離陸は住民負担につながるので3連協でやめるよう申し入れてきたのに、強行されたのは遺憾だ」と不快感を表し、騒音防止協定の形骸化を指摘した。
 嘉手納基地報道部によると、整備上の理由から未明離陸していなかった残りのF22・2機については、整備の再点検を完了した後、午前10時25分に嘉手納基地を飛び立った。上級司令部が運用上の理由から、この2機については太平洋地域の別の地点に移動させた。この2機が嘉手納基地に戻ってくる予定はない。


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