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低温で海水から塩 沖工高科学部が快挙2007年5月11日 
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「鳥獣忌避装置」と考案した生徒ら=7日午前、沖縄工業高校

 沖縄工業高校(瑞慶山正校長)科学部の生徒と顧問らが2004年に開発・出願した、低温で海水を結晶化し塩を作る「かん水の蒸発方法並びに蒸発装置」に、このほど特許が認められた。同校は2006年にも特許を取得している。必ずしも技術的に高度ではない小発明を保護する実用新案でも「鳥獣忌避装置」が登録された。同一校で二つの特許取得は県内初の快挙で、学校全体が喜びに沸いている。
 同校は本年度、独立行政法人工業所有権情報・研修館から特許に関する実験協力校として認定されており、学校指定授業の「化学情報」や科学部での発明、特許の学習に力を入れている。
 今回特許を取得した装置は、濃縮した海水を保温釜に入れ、釜から蒸発用の網を上下させて水分を飛ばし、塩を作るとい
う仕組み。低温のため出来た塩はミネラルが豊富という。4月13日付で特許が認められた。2006年に特許を取得した「海水濃縮装置」を発展させた装置だ。
 担当は当時の科学部員・伊波宏樹さんら生徒4人と実習助手の上原朝光さん、松田斉教諭の6人。
 上原さんは「特許を取った2つの装置はもともと一体化したものを考えていた。装置の中で2つ特許を取れる部分があったので2つに分けた」と話す。全く新しい発明で特許を取るのは難しいため、同校科学部では特許庁のホームページで過去に例がないかを確認し、「すき間や押さえられていない部分を探す」という。上原さんは「発想の転換の重要性を学んでほしい」と話す。
 小波津敬成(ゆきのり)さん(17)ら6人は、ステンレス板の振動とモーター音で害鳥を追い払う「鳥獣忌避装置」を考案、実用新案として登録された。鳥害に悩まされる農家から相談を受けて製作した。小波津さんは「ソーラー発電なので畑に置ける。以前は被害が大きかったが、装置を置いてから被害が減ったと好評だ」と笑顔で話した。


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