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2007年5月12日

 全身泥まみれの「異形の神」として、泥を塗って集落の厄払いをする宮古島市平良島尻の「パーントゥ」は旧暦9月の2日間行われる
▼近年は、島内外や県外からも祭祀(さいし)に関心を持つ人たちが訪れる。が、以前は市街地で地区住民の乗用車が泥で汚れているのを見て、集落外の人は祭りの始まりを知った。いまは多くの人たちに伝統を知ってほしい、と集落の青年たちが広報活動に熱心だ
▼一方で、来訪者を拒む祭事もある。島尻集落に近い「大神島」に伝わる女性だけの祭り「ウヤガン」は、祭り期間中、島在住・出身者以外の入島を許さない
▼各地で旧暦3月3日に開かれる女性たちの祭り「三月(サングヮチャー)」。「浜下り」が女性の祭りとして知られるが、海岸から離れた集落では海の見える丘などに集い「女の正月」として歌い、踊る
▼宜野湾市宜野湾のサングヮチャーは原則男子禁制だ。日ごろの農作業からの解放で少しばかりの酒も飲め、多少羽目を外せるように、と男性の立ち入りを制限したらしい。ことしは地域の事情で20日余遅れ12日夜、同区公民館で開かれるが、関係者以外の参観はできない
▼公開して伝える祭祀、閉鎖して残す伝統。いずれも後世に伝える努力には違いない。


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