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LRTは車道を走る2007年5月15日 
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 「那覇空港〜嘉手納間は西海岸道路等のバイパス道路の整備により、既存国道58号の道路空間内での敷設を想定する」。これは平成13年3月、県発表の鉄軌道導入可能性基礎調査の報告書である。
 報告書には、那覇空港から名護までの58号線ルートに、空港〜嘉手納間は国道58号線にLRT(新路面電車)を走らせるとした想定案が書かれている。
 「LRTは既存の車道に走らせることができる」。ここに大きな利点がある。
 多くの街の中心市街地を見ると、空洞化が深刻だ。郊外大型店舗の盛況を見るにつけ、駐車場がなければ用を足せない、極端な車社会の現状を疑問に思う。もし、那覇〜名護間にある街の中心市街地の道路沿いを、LRTが走れば、通過する中心市街地には活況が戻ってくることだろう。それは、マンションラッシュのゆいレール沿線に現れている。
 既存道路への路面電車の導入を緩和、積極的な諸政策を進める国は、昨年8月、全国の10都市を選び、LRT導入のための建設費を重点配分することを発表した。
 このことから浦添市議会議員の若手グループが上京(本年2月)、国交省の担当官僚から直接レクチャーを受けたところ、導入は10都市に限らないとする積極的な姿勢をみせたという。
 沖縄には他府県の55%に比べ90%を超える、破格のレール建設補助がある。復帰から35年、車社会の現状と、1千万人観光客誘致の県ビジョンから、交通網を経済戦略として考えるべきだと思う。
 想像してほしい。バスを枝となしLRTを幹とするモノレールとスクラムを組んだ新交通網から生まれる、さわやかな街の、観光客と島人でにぎわう風景を。
(富本 実、うまんちゅ鉄道代表)


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