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最後の1枚制作開始 金城実さん「百メートル彫刻」2007年5月31日 
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「百メートル彫刻」の最後の1枚を完成させようと取り組む金城実さん(手前)と読谷高校生ら=読谷村役場近く

 【読谷】読谷村の読谷補助飛行場跡地で展示されている彫刻家、金城実さんの「百メートル彫刻」の最後の1枚を完成させようと、県立読谷高校美術部の生徒たちと金城さんが共同制作作業に取り組んでいる。生徒たちは、金城さんが作品に向かう姿に圧倒されながらも、メッセージ性の強い立体的な作品づくりに関心を寄せている。 作業は24日から始まり、初日、金城さんは「きょうは沖縄戦のことは話さない」と前置きし、ロダンの彫刻に魅了されたことが創作のきっかけになったことなど自身の歩みを話した。沖縄戦、戦後間もなく始まった米軍による土地接収に苦しむ民衆の姿を表現してきたが、「モデルはない」ときっぱり。金城さんは「一人一人の中にそれぞれの思いが込められていることを表現する」「哀れな沖縄の姿をどう伝えるかが私の制作意欲だった」と生徒たちに人々の思いを形にしていくことの大切さを伝えていた。
 「百メートル彫刻」の最後の1枚を完成させるため、実際に金城さんが手ほどき。子を抱える母の表情を作りながら「泣いているのか、怒っているのか心理を読み、一気に作っていくこと」と説明した後、生徒たちも作業に加わった。
 美術部顧問の岡本美奈子教諭は「教室内での個人的な活動より、芸術家の方とじかに話ができ、創作活動に参加するいい経験ができた」と感想を話した。
 部長の城間友菜さん(3年)は「心の変化を作品として表現することに感動した。芸術を通して戦争のことを考えさせることができると初めて思った」と刺激を受けた様子で語っていた。
 金城さんは「いろんな人たちが入れ代わり立ち代わりで、6月23日までに完成させたい」と話している。


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