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歩けた、言葉発した 自閉症療育で親子に光2007年10月18日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

「集会」で集中力を身に付ける訓練をする子どもたち=那覇市のコロロETセンター琉球教室

 自閉症など発達障害の子どもへの療育に取り組むコロロETセンター琉球教室(那覇市古島)が10月で開設3年目に入った。同センターは発達障害児の社会適応のための教育システムと、発達を促すプログラム「コロロメソッド」を用いた療育訓練を実施。歩けなかった幼児が歩行可能となり、話せなかった子どもが言葉を発するようになるなど成果を挙げている。利用者からも「言葉が通じなかったころが夢のよう。小学校の先生方とも連携していただき、親としてはありがたい」と成果を喜ぶ声が聞かれる。
 琉球教室は母親らの要望で2005年、全国11カ所目の教室として開設。幼児教室、学童教室、スクールの3コースがあり、子どもの状態に応じた課題を与え発達を促す。3人の常駐スタッフの下、36人の幼児や児童・生徒が通う。
 「リズム体操」では音楽に合わせみんなで歩く。周りに合わせたスピードで歩くことで今何をすべきかが分かり、社会性の第1歩を学ぶという。
 スタッフが教材を次々に見せる「集会」では、いすに座ってスタッフを見続けることで、集中力の持続を図り、背筋を伸ばして長時間座る力などを身に付ける。
 2年前に同教室を訪ねた母親は、2歳の子どもが歩けないことに困っていた。教室で大人の支えで立ったり、歩く練習を重ねるうちに歩行可能に。今では友達と元気に手をつなぎ歩いているという。
 4歳の時に自閉症と診断された息子を連れてきた母親=那覇市=は、うまく言葉のやりとりができず多動の傾向もあった息子の状態を半ばあきらめていた。教室に通うようになって「だんだんものを区別したり、ものの名前や動詞が分かるようになってきた」と振り返る。小学4年生となった今、普通学級で教科書の半分ぐらいを理解でき、落ち着いたという。
 琉球教室は今年から浦添市や沖縄市で出張療育相談も行い、自閉症の子を持つ母親らが参加している。薬袋知子室長は「お母さんだけで悩むのではなく、ぜひ1度相談してほしい」と呼び掛ける。
 21日には「問題行動から適応行動へ―年齢に応じた指導法のポイント」と題した講演会(午後2時、那覇市古島の教育福祉会館)を開く。問い合わせは同教室098(887)1503。
(増田健太)

<ニュース用語>自閉症
 言葉の発達遅れのほか、対人関係が困難、特定の行動にこだわるなどの特徴がある発達障害。知的障害とは異なり、脳の中枢神経の機能障害が原因と考えられているが、詳細は分かっていない。


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