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「殺され、なぜ殉国死」 沖縄戦犠牲者の合祀批判2008年3月20日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

提訴後、会見する川端光善さん(中央)、崎原盛秀さん(左端)、金城実さん(右から2人目)ら=19日午後、那覇市NPO支援センター

 沖縄戦で亡くなった肉親を無断で靖国神社に合祀(ごうし)されている県内遺族5人が19日、同神社を相手に合祀取り消しを求めて那覇地裁に提訴し、那覇市NPO支援センターで会見を開いた。
 「母は日本軍に殺されたのに、積極的に軍に協力したと位置付けられている。これほどの侮辱はない」
 原告の崎原盛秀さん(74)の母ウトさん(50)=当時=は米軍の艦砲射撃が雨のように降り注ぐ中、日本軍にガマを追い出され、艦砲の破片が直撃し即死した。崎原さんは昨年、自ら同神社に問い合わせて合祀の事実を知った。
 崎原さんは「母は戦争を忌み嫌っていたのに殉国死にされた。合祀を許せば、戦争を美化し靖国の戦争責任を免罪することになる」と静かな口調の中に耐え難い苦痛をにじませた。
 川端光善さん(72)の母ウシさん(47)=同=と兄光榮さん(18)=同=は砲弾に当たり亡くなった。一昨年、農家の主婦だった母が「軍属」として合祀されていることが分かった。川端さんは「ニライカナイに行くはずの魂が、再び国民を戦争にかり出すために利用されるかもしれないことはたまらない」と提訴を決意した。「わたしにとって戦後処理は、靖国神社から2人の名前を消すこと」と訴えた。
 原告の1人で彫刻家の金城実さん(69)は、沖縄戦の被害者を国のためにすすんで命をささげたとすり替える「援護法のトリック」を指摘。「(援護法の適用による合祀は)沖縄戦の史実を歪曲(わいきょく)するものであることを法廷で明らかにする」と力強く語った。


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