6月から7月にかけて県内でインフルエンザが散発的に発生している。今年1月から3月にかけて猛威を振るった後、いったんは終息したが、6月下旬に患者数が再び増加。学級閉鎖になった小・中学校も出ている。医療関係者は「夏場のインフルエンザの発生はこれまでにもあるが、今年は例年になく多い。症状を感じた場合は早めの来院を」と呼び掛けている。
通常、インフルエンザのシーズンは10月から3月。しかし、今年第26週(6月27日―7月3日)の各保健所からの患者報告数は291人で、前週の223人から68人増加した。県内58の定点医療機関当たりでも5・02人と前週の3・84人を大きく上回っている。
6月下旬には、南部の2カ所の中学校でそれぞれ10人と7人の生徒がインフルエンザにかかり、2日間の学級閉鎖を実施。6月末には国頭地区の小学校が3日間、学級閉鎖となった。
各医療機関によると、来院する患者の多くは「A香港型」。39度の高熱や全身の倦怠感(けんたいかん)などがある通常の症状とは違い、今回は熱が38度に満たない場合や比較的症状の軽いケースも見受けられるという。10代から40代の患者が多いのも特徴だ。
6月上旬にインフルエンザ患者が多く来院したという今帰仁診療所の石川清和医師は「現在は沈静化しているが、学校の送迎車に乗り合わせて一気に5、6人に移ったケースや家族全員が患者になった事例もあり、感染力が強い印象は受ける」と話す。
一方、県健康増進課は、注意報レベルには達していないとしながらも、時期外れの発生が県内各地で散発的に続いていることから警戒を強めている。
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