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「戦前のような不安と恐怖」 沖縄戦体験者2005年10月29日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

 「自衛軍」を明記した自民党新憲法草案に、沖縄戦体験者も、60年前の恐怖を思い起こし、怒りの声を上げた。
 鉄血勤皇師範隊として沖縄戦に学徒動員された長田勝男さん(76)は「軍は戦争をするためにある。戦争放棄と言いながら軍を保持するのか」と疑問を呈した。さらに「公共の利益は国民の犠牲によるものだ。戦前に後戻りするようで不安と恐怖を感じる」と話した。
 戦争体験者で、県観光ボランティアガイド友の会相談役の吉嶺全一さん(73)は「日本を代表して、ほかの国民を殺すことは絶対にやってはならない」と軍隊保持に強く反対した。「戦前は人を殺すことが『国のため』だった。みんなのためというと聞こえはいいが危険が伴う」と不安を見せた。
 地元繁多川の沖縄戦史などを研究する知念堅亀さん(71)は「戦前は教科書で『兵隊さんありがとう』と教えていた。戦争はじわりじわりとやってくる」と、戦争前の状況と今を重ね合わせた。「海外への協力といっても、次は何をやるか分からない。とにかく怖い。なぜあんな人を選ぶのか。これを国民はどう見ているのか」。自民圧勝で「戦争」への道を突き進む今の状況に、言いしれぬ不安を感じている。


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