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2005年11月19日

 沖縄の本土復帰の前後にボブ・ディランらの反戦フォークに影響を受け、ウチナーグチなど自分たちの言葉と音楽でメッセージを伝えたい、と始まった「沖縄フォーク村」
▼そのメンバーの1人だったのひなひろしさんが歌う「うりずんの島」がある。おとぎ話のように穏やかな島だった沖縄に、吹き付ける北風は悲しみを運び、開発される暗黒の海で魚たちが死んでいく、と開発で変容していく沖縄を憂う歌だ
▼失われる“うりずんの島”に警鐘を鳴らす歌は、本土復帰3年後に本部町で開かれた沖縄国際海洋博覧会が契機だった。テーマの「海―その望ましい未来」とは裏腹に豊かな海が消えていく不安が渦巻く
▼先の日米首脳会談。きらびやかな京都・金閣寺の前で親密ぶりをアピールした日米のリーダーたち。「平和と安全の恩恵を受けるためにはしかるべき負担と対価を払わなければならない」とわが国の宰相
▼在日米軍再編問題の最終報告に向け、沖縄などへの基地負担を引き続き求めるよう「粘り強く努力したい」と米国に約束した。やんばるに新基地を造り、中南部の米軍施設を集中させる米軍再編の中間報告の実現に最大限努力するという
▼冷たい北風はいま辺野古にも吹き付ける。暗黒の海が広がるばかりだ。


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