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鳥島射爆撃場土壌から高濃度ウラン 劣化ウラン弾事件1997年4月22日 
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  科学技術庁は22日、米海兵隊による劣化ウラン弾誤射事件で実施した土壌中のウラン濃度分析結果を同庁のデータ評価検討会に報告。鳥島内で採取した69カ所の土壌のうち、劣化ウランが見つかった場所近くの土壌1カ所から高濃度のウランが検出されたと発表した。 劣化ウラン弾事件の影響調査で高濃度のウランが検出されたことで22日午前、地元・久米島では「やっぱり」と衝撃を受けている。漁民や住民らからは「再調査と対応をきちっとしてほしい」と不安を募らせるとともに、「米軍や政府のこれまでの調査は本当か」と疑問の声も上がっている。仲里、具志川両村役場では情報の収集と確認に追われた。 内間清六具志川村長は、「どの程度の量、濃度なのか詳しい内容わからないが非常に心配」と不安をあらわにした。これまでにも、同村は調査を要求してきたが、海水には問題ないと報告を受けたところという。「生態系に影響を及ぼす量ならば、何らかの形で行動を起こしたい」と話していた。 新里政雄粟国村長は「誤ったこと自体、すみませんでは通らないが、このことが本当ならば大変なことだ」と話した。 原水協の芳沢弘明代表理事は「私たちはつとに土壌にウランが深く沈殿する危険があり得ることは述べてきた。誤射でなく故意的にやったものであり、許せない。5・15メモでも誤射爆弾の撤去は約束されているがなされていない」と憤っていた。 原子力資料情報室の高木仁三郎代表は、土壌の高濃度の汚染を予想していた。「最初に米軍がクリーンナップをやったが、全部ちゃんとやっているわけではないので、高濃度のものは出て来ると思っていた。劣化ウラン弾が燃えて粒子になり、軽いものは飛んで行くが、粗い粒はその場に残るものがかなりあると思う」と語る。 「比較的放射能が弱いとされる劣化ウランでも、そのままにしておけば放射能を長期間出す。データを見てないので影響の判断は難しいが、人が立ち入る状況だと人体への影響が心配される」と指摘している。


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