過去の記事 RSSicon

県内高校生の交通事故原因について研究1997年9月18日 
このエントリーをはてなブックマークに追加

  「学業不振による学校不適応と目的喪失、オートバイ購入を目的としたアルバイトが生み出す夜型生活、飲酒などの問題行動を容認する家庭の指導力の弱さ-これらの要素が高校生の交通事故の要因に大きな影響を与えている」。県内で発生した高校生の交通事故について、死亡者、重傷者の行動や心理面の特性、生活環境にまで踏み込み事故原因を調べた全国でも例のない研究結果がこのほどまとまった。
  県立教育センター特別研修員の知念正和(沖縄工業高)と新垣朝也(陽明高)の両教諭が調査し、18日に同センターで開かれる研修報告会で研究内容を発表する。
  両教諭は1994年から96年までに発生した高校生の交通事故死亡者17人と、重傷事故を起こした高校在学者15人の計32人を対象に、保護者や担任教諭、友人、アルバイト先などから直接聞き取り調査を実施。事故原因について、生活環境などの外的要因と、本人の性格・価値観や心理面などの内的要因を調べた。
  研究報告書によると、事故の6割が深夜零時以降に発生。無免許(条件違反含む)や飲酒運転、速度超過が事故につながったケースが多く、ツーリングや居酒屋からの帰りといった「遊び型」の運転目的が目立ち、沖縄の夜型社会を色濃く反映した。
  死亡者17人について見ると、学校の勤怠状況は年間30日以上の長欠者が3割を越え、成績は5段階評価で平均評定3・0未満が7割を占めた。また、7割以上が日常的にアルバイトを行い、オートバイ購入や小遣いなどの「遊び」目的が多かった。
  研究では「本人の飲酒、喫煙について保護者は知りつつも改めさせられない家庭の教育力の弱さ、親の前ならよいと容認する甘さなどが見られた」とし、「話の分かる親より、わがままを許さない厳しい親の方が事故の抑制につながることがうかがえる」と分析している。
  友人関係について「アルバイト先や中学時代からの仲間が中心で、高校入学後の広がりがあまりない。仲間のだれかが事故で死亡しても互いの反省につながらず、死亡事故を繰り返しているグループもあり、人間関係の希薄さも見られた」としている。


次の記事:上陸させた罪初適用>>
アイコン 今日の記事一覧 アイコン 今月の記事一覧 アイコン 最近の人気記事


関連すると思われる記事

powered by weblio


PR

  • モンドセレクション最高金賞を受賞した琉球もろみ酢で健康維持に!


過去の記事一覧


過去の記事を見る場合はこちらをクリックするか、 ページ右上のサイト内検索をご利用ください。