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池間湿原にサカツラガンが飛来1997年12月9日 
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  【池間島=平良市】池間島の中央部にある池間湿原に、世界的に個体数が激減し環境庁が危急種に位置付けるサカツラガン(ガンカモ科)1羽が飛来しているのが7日、確認された。湖面をゆったりと泳ぎ、えさを取っている。
  サカツラガンは全長87センチの大型のガン。中国、モンゴルなど北東アジアで繁殖する。1950年代まで千葉県新浜に100羽ほど渡ってきたが、現在は国内に毎年、1-数羽が飛来するのみ。池間湿原で91年にも1羽が飛来したほか、金武町、西表島で記録がある。
  県内最大の池間湿原は、豊かな自然に恵まれた「野鳥の宝庫」。周辺の陸地化が急速に進み「このままでは湿原の死滅は免れない」と危ぐされている。
  同湿原はサギ、カモの仲間が多数飛来、とりわけサンカノゴイ(サギ科)など貴重種や大型のガンなどの飛来が特色とされる。一昨年来、国内では西表島でしか繁殖しないムラサキサギ2羽が滞在、最近3羽に増え、繁殖の可能性が注目されている。
  同湿原は本来、内海の入江だったが1960年代に入り口が埋められ、内陸の湿原となった。市によると入江のころの水面積は60ヘクタール近くあったが、一部の埋め立てとその後の陸地化で「現在は10ヘクタール以下」と見ている。
  宮古野鳥の会顧問の久貝勝盛さん(伊良部高校教頭)は「完全に陸地化しかねない。バランスを考えて水草の一部を取り、水の確保など保全策が急務」と指摘。保全と併せ「ラムサール条約(水鳥の生息地保全)への登録も考えてほしい」と提言している。
(写真説明)湿原に飛来したサカツラガン(中央)。サギやカモ類が多い=池間湿原


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