うちな〜健康歳時記・県医師会編 RSSicon

 琉球新報紙上で毎週火曜夕刊健康面に掲載されていた『うちなー健康歳時記・県医師会編』を掲載しています。(紙面での連載は2009年2月で終了しました。新シリーズ「健康エッセー ドクターのゆんたくひんたく」が2009年3月よりスタートしています。「健康エッセー ドクターのゆんたくひんたく」からご覧いただけます。)

〈90〉治療同盟 信頼築き病気に対抗2010年12月14日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

 最近「治療同盟」という言葉を知りました。精神分析療法でクライエント(患者)と治療者との協力や共同作業のことをいうそうですが、語感が気にいったので「患者さんの信頼を基に、患者さんと医療者が協力して病気に対抗する同盟」と勝手に解釈して使いたいと思います。
 医師になって二十数年の間に、医療技術、機器は目覚ましく進歩しました。一方、医療保険は財源の捻出に苦労し、医療行政は医療費の制限に躍起です。しかし、この間に最も変化したのは、医療者に対する患者さんの信頼感が低下したことではないでしょうか。われわれ医療者の傲慢(ごうまん)さや未熟さが招いた結果と素直に反省していますが、本質的に医療に信頼関係は不可欠だと思います。

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