那覇で雪らしきものが降ったとの報道で、琉球新報社には18日朝から国頭村や浦添市、那覇市の別地域などから目撃情報や問い合わせが相次いだ。また、沖縄気象台にも問い合わせがあり、あらためて「映像の限りでは、雪であるか否かははっきり判断できない」とするコメントを発表。降って沸いた雪"が、ホットな話題となっている。
報道された雪の話題は昨年12月20日夕、パレットくもじ前で確認し、ビデオに収めたというもの。
国頭村の村立佐手小学校辺野喜分校では昨年12月22日午後3時ごろ、同校の先生、児童十数人が雪らしきものが降っているのを目撃した。金城勝也校長は「あられではなかった。あられは重みがあるが、今回はふわふわと降りてきた」と当時の状況を説明。雪らしきものを見た同小6年の宮城絵梨奈さんは「校舎の上の方からふわふわと白くてきれいなものが降ってきた。雪は見たことがないから、何かなと不思議に思った。雪と聞いて友達とびっくりした」と興奮気味に話した。
また、那覇市古島に住む真栄里正美さん(48)も昨年12月18日午後6時半ごろから15分間にわたって自宅付近で雪を見た。真栄里さんは外での作業中に霧雨状態から細かい雪がゆらゆらと降ってきたので、近所の子どもたち七人ぐらいを集め一緒に観賞したという。「長く本土で生活し、何度も雪を見ている。あれは雪に間違いない」と断言。
浦添市でも20日から24日までの間に、細かい雪が上空から降ってきたとの目撃情報が寄せられた。
6年前まで本部町伊豆味で牧場を営んでいた山中利一さん(49)=今帰仁村謝名=も雪を見た経験があるという。牧場は海抜300メートルの山の上にあった。神奈川県出身の山中さんは「そこで暮らしていた10年間のうちに2、3回雪を見たことがある。車のフロントガラスに氷の結晶がこびりつき、雪が降ってきた。手のひらに乗せて雪の結晶を確認した。間違いなく雪だった」と振り返った。
沖縄気象台は地上気温が四度以上になると、雪ではなく雨になると説明。「あられと勘違いしたのではないか」と分析している。だが雪と断定できないとしながらも気象台では「雪が解けずに地上に達することも否定できない」と雪の可能性も残している。
昨年12月19日から22日ごろにかけて沖縄本島地方は寒気が南下し、冷え込みが続いた。22日には那覇で最低10・4度、国頭村奥では8・5度を記録し、また今帰仁村、読谷村、那覇市など各地であられを観測をした。
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