【下地島=伊良部】在沖米海兵隊普天間基地所属のヘリ12機と給油機一機が28日午前、フィリピンで実施される合同演習に向かう途中、給油を目的に民間の下地島空港と波照間空港に着陸した。空港を管理する県は自粛を求めたが、これを無視して着陸を強行した形だ。
下地島空港ではヘリ一機に油圧系の故障が見つかり、午後1時現在、修理のために残っている。波照間空港には同日午前、民間の定期便が着陸したが、運航に支障はなかった。
下地島空港には午前8時15分、KC130空中給油機が着陸。続いてAH1ヘリ四機、CH46ヘリ四機、UH1ヘリ二機が相次いで着陸した。空港管理職員が見守る中、空中給油機から一斉に給油を受けた。うち六機のヘリは午前10時すぎから、再び波照間空港に着陸。別に飛来したCH53ヘリ二機から給油を受けた。
下地島空港着陸後、故障が見つかったCH461機は修理後、普天間基地に引き返す。給油機が部品を運ぶため普天間基地に戻り、下地島空港で修理する予定だが、修理完了の見通しは立っていない。
米軍機の民間空港着陸は日米地位協定で認められるとされる。県は緊急時以外の使用禁止を地位協定に明記するよう国に見直し案を出しているほか、米軍側にも「緊急時や人道上の理由がある場合を除いて、米軍機の民間空港着陸は自粛してもらいたい」と伝えている。
米軍機は今回、フィリピンで合同演習バリカダン2001に参加する途中で下地島、波照間両空港に着陸した。演習から帰還する際、5月12日にも再び飛来する方針だ。
下地島空港へは1992年にも米軍機が給油目的で着陸したほか、98年には天候不良を理由に着陸している。72年の復帰以来、悪天候の避難も含めて49回着陸している。波照間空港には1983年に三回飛来して以来。昨年2月には石垣空港にも米軍ヘリが給油を目的に着陸している。
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