「400万円が当たりました」など高額の賞金や車の当せんをうたい、実際には外国の宝くじ購入を勧誘する「海外宝くじ」の被害が県内で急増している。県民生活センターによると、1998年度に12件だった相談数は年々増え、2001年度は60件、本年度は7月末までの4カ月間で57件に達した。約2年前からはクレジットカードの引き落としを利用した方法がみられるようになり、1年で100万円以上の被害に遭った人もいるなど被害額も大きくなっている。海外宝くじの購入は国内では違法。同センターは「把握する限り本当に当せん金を受け取ったという人はない。安易にクレジットカードの番号などを教えないで」と警告している。
海外宝くじは、ドイツやフランス、香港などの国営ロトに応募するクラブなどと称し、高額賞金や賞品が当たったと海外からのダイレクトメール(DM)を送りつける。クレジットカード番号欄に記入すれば当せん金や商品がもらえる、あるいは宝くじを購入すれば当せん金がもらえるとしてクレジットカード番号を記入させるなど複数パターンがある。実際にくじを買っているかは確認できない。
那覇市の女性(67)は当せんのDMが届き、クレジットカード番号を記入して返送。しかし一度も当せん金の入金はなく、1年で100万円以上を引き落とされた。DMの連絡先に電話で返金を求めたが、あいまいな対応で切られ、以来、連絡がつかないという。ほかにも「1回分3000円を申し込んだつもりが6カ月間引き落とされた」「5回ほど送金したら増額を勧められた」などの苦情が寄せられている。同センターの知花繁夫主幹は「クレジットカードの番号を教えることは自らの意思で契約をしたことになる。少しでも怪しいと思ったら契約せず、もし契約してしまったらカード会社に緊急無効停止措置を申し出てほしい」と注意を呼び掛けた。同センターは098(863)9214。
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