入学以来3年間にわたりアルミ缶飲料水の飲み口にあるプルタブを集め、それを順次現金化してきた浦添市の県立陽明高校(宮城敏校長)の3年生らが、卒業を前に車いす2台を購入、23日午後、同市社協に寄付した。集めたプルタブは500キロ以上、百数十万個におよぶ。生徒らは「仲間や先生、地域の協力で、ここまでの量が集まった。必要と願う人々に役立ってほしい」と笑顔で語った。
プルタブ回収作業の中心となったのは介護福祉科3年の砂川幸生君、諸見友美さん、小田真弓さん、金城幸宏君の4人。実習でお世話になった施設へ何かプレゼントしよう、と友人らへ呼び掛け、回収を始めたという。
校内の全クラスにプルタブ用の空き箱を置き、全校挙げて取り組んだほか、心強かったのが地域や親類の協力。生徒らは「国頭村から贈ってくれた人もいた。途中で挫折しかけた時は、地域住民の支えで乗り切った」と感謝する。
通常車いすは1台5万円ほど。生徒らが昨年12月までに現金化できたのは4万2000円余りだったが、同市で介護支援などを行うNPO法人ライフサポートてだこの松本哲治代表が協力し、民間販売業者を紹介。業者の理解も得られ、半額以下で購入できた。
プルタブ集めは後輩たちに引き継ぐ。嘉手苅良治教頭は「地域と触れ合い、子どもたちは優しい心をはぐくんだ。校内活動としてずっと続いてほしい」と話した。
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