護佐丸・阿麻和利の変 (ごさまる・あまわりのへん)


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 1458(尚泰久5)年、中城按司護佐丸を、勝連按司阿麻和利を総大将とする王軍が謀叛のかどで討つが、〈護佐丸謀叛〉は、阿麻和利が護佐丸を除かんがために企んだことが分かり、首里王軍が阿麻和利を逆賊として討つ。護佐丸は尚泰久王の岳父、阿麻和利の妻は尚泰久王の娘、百度踏揚(護佐丸には孫)で、両者は王家を挟んで姻戚関係にあった。争乱は、勢力を誇る護佐丸、阿麻和利を除くための、首里の陰謀ではなかったかという説もある。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)