程順則 (ていじゅんそく)


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 1663~1734(尚質16.10.28~尚敬22.12.8) 近世琉球の代表的な儒者。1689年に存留通事として渡唐、帰国後『17史』を孔子廟に献じる。1707年に進貢副使として渡唐した際には『六諭衍義』を板行し、薩摩藩を介して将軍吉宗に献上され、寺子屋などのテキストとして普及する。国内では久米村に明倫堂の設置を建議した。漢詩集『雪堂燕遊草』などがあり、日中の文人とも交流する。紫金大夫まで昇位し、久米村総役・名護間切総地頭に任じられる。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)