平敷屋・友寄事件 (へしきや・ともよせじけん)


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 1734(尚敬22)年、和文学者・平敷屋朝敏と、王府高官・友寄安乗を首謀者に、〈国家の御難題〉を企んだという罪で、平敷屋、友寄は八付(磔)、一味十数人も斬罪、係累など数十人が流罪などに処せられたという、近世まれな過酷な事件。〈国家の御難題〉の内容は不明で、謎が多い。時の三司官の一人は蔡温、一人は友寄の実兄の嵩原安満であった。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)