社会医療法人友愛会南部病院　医療機関トップインタビュー［PR］

「癒やしの医療」で地域貢献
社会医療法人友愛会南部病院
城間寛院長

―病院の特色を教えてください。

　同じ社会医療法人友愛会として、豊見城中央病院は高度急性期医療を担い、南部病院は手術や投薬を終えた回復期、つまり患者様のリハビリを担当するなど機能を分担し、地域医療に貢献しています。回復期と一口に申しましても手術などで運動機能が低下した患者さんのリハビリであったり、高齢者の健康を維持するためのリハビリであったりとその役割は多岐にわたります。

　治療には病気や怪我を治す「キュア」と、残された時間を大切に有意義に過ごす「ケア」があります。当院ではケアを重視し、「癒しの医療」を提供しています。治療が困難ながん患者さんの苦痛を和らげ、穏やかな時間を取り戻す緩和ケア病棟が「ケア」の最たるものです。

　患者様が心安らかに過ごせるよう中庭のがじゅまるの下にウッドデッキを設置するなど、少しでも気持ちが豊かになるよう病院の整備も進めています。

―訪問診療にも力を入れています。

　糸満市内を中心に通院が難しい方への訪問診療も実施しています。少子高齢化で通院できない医療弱者が増加することを見込み、国も積極的に取り組むよう施策を打ち出しています。当院では開院当初から通院重視の医療体制では零れ落ちかねない患者様のために訪問診療を行ってきました。医師や看護師が定期的に訪問し、在宅でも病状に応じて過不足なく診療を受けられる仕組みは、患者様の負担軽減に寄与しています。