ふわふわ!レッサーパンダの「チャル」と「さくら」お披露目 名護・ネオパーク


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器用につかまり立ちするチャル=7月29日、名護市のネオパークオキナワ

 【名護】沖縄県名護市の名護自然動植物公園「ネオパークオキナワ」で7月28日、レッサーパンダの「チャル」(雄、3歳)と「さくら」(雌、6歳)のお披露目式があった。同種が県内で飼育展示されるのは初めて。木につかまり立ちするなどかわいらしい姿を見せた。来場した屋嘉比瑛奈さん(6)=名護市=は「ふわふわしてかわいい」と笑顔だった。

じっと周囲を見渡すさくら

 同種はワシントン条約で保護される絶滅危惧種で、本来はミャンマーなどの山岳地域が生息地。暑さが苦手で、ネオパークは冷房完備の室内で飼育する。

 2頭は繁殖のために県外の動物園から引っ越した。徳山動物園(山口県)から来たチャルは全長70センチほど、体重は7キロ。徳島動物園(徳島県)生まれのさくらは全長70センチほどで、体重は6キロ。2匹はササを好んで食べる。

 宇栄原郁夫園長代理は「皆さまの心を癒やせる場にしたい」と力を込めた。渡具知武豊市長(金城秀郎副市長代読)はあいさつで「コロナ禍において、観光産業の救世主になる」と期待した。