元旦儀式、厳かに 首里城で新春の宴


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
琉球王朝時代、国王らが行った儀式を再現した「朝拝御規式」=1日午前10時10分すぎ、那覇市の首里城公園 

 首里城公園新春の宴が1日、那覇市の首里城公園で始まった。1、2の両日は、琉球王国時代に首里城で行われていた元旦の儀式「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」が3部構成で再現された。豪華な衣装を身にまとった国王らが行う儀式に、大勢の観客が見入った。

 初めて沖縄を訪れ、家族で首里城へ来た多田尚樹さん(30)=千葉県=は「とても荘厳な雰囲気。これまで首里城は守礼の門のイメージしかなかったが、歴史の奥深さを感じた」と語った。
 3日は国王・王妃が御庭に登場する「国王・王妃出御(しゅつぎょ)」や琉球芸能の宴、お茶・甘酒の振る舞いなどが行われる。