「ブラックマンタ」国内初展示 美ら海水族館


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沖縄美ら海水族館で展示されているおなかまで真っ黒なブラックマンタ(沖縄美ら海水族館提供)

 【本部】背中もおなかも真っ黒のマンタ-。本部町の沖縄美ら海水族館の「黒潮の海」水槽では、おなか側まで黒いナンヨウマンタ「ブラックマンタ」の展示が始まっている。世界的にも情報の少ない珍しいマンタで、日本での展示は同水族館が初めて。

 同水族館によると、マンタは読谷村漁協の定置網に入っていた個体を捕獲した。体の幅は2メートル10センチで体重は77キロ。通常のナンヨウマンタは腹側は白いが、ブラックマンタは腹側も黒い。
 色彩変異によるものとされているが、分かっていないことが多いという。今後は水族館での飼育を通じて生態を解明するとしている。