移民の苦難 力強く表現 県芸大卒業生が舞踊劇 恩納


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 【恩納】県立芸大卒業生らが古典や創作舞踊を披露する「おんなWEEKで楽しまナイト!」(主催・沖芸大琉球芸能専攻OB会、共催・NPO法人ふれあいネットONNA、恩納村、琉球新報社)が20日、村ふれあい体験学習センターゆうなホールで開催されている。21日まで。

 第1部は琉球舞踊の「若衆」「垣花節」「世栄節」などを披露した。第2部は1899年のハワイ移民を題材にした舞踊劇「あこがれ」。異国の地で古里に思いをはせながら、苦労を重ね、戦争で塗炭の苦しみを受けても、自らの道を築いていく様を「別れ」「労働」「戦」の3部構成で力強く表現した。第3部は創作舞踊「春や春」を演じた。
 21日は午後2時開演。当日券は一般2千円。同センターでは第18回村産業まつりも開催している。村内のホテルなどが出品するカレーフェスタも行われる。

異国の地ハワイでの重労働を力強い演技で表現する出演者ら=20日、恩納村の村ふれあい体験学習センターゆうなホール