灯籠3000本で描く「夢」 美里公園で被災地支援


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子どもたちの明るい未来を願い、電子灯籠で描いた「夢」の文字=3日、沖縄市の美里公園

 【沖縄】美里公園通り会(高良弘吉会長)は3日、東日本大震災の復興支援などを目的としたキャンドルナイトを美里公園で開いた。4回目の開催となる今年は復興支援に加え、子どもの福祉向上も目的に加えた。発光ダイオード(LED)を使った電子灯籠3千本で地面に「夢」の文字を浮かび上がらせ、来場者たちは子どもたちの明るい未来を願った。

 会場では福島県や岩手県など東北の物産、観光情報を展示したほか、灯籠に巻き付けた紙には美原小の生徒らが「ちばりよー!東北」「平和な毎日が続きますように」などのメッセージを書き込んだ。
 ステージで「平和につながる一歩」と題した詩を朗読した宮里中1年の國仲志織吏さん(12)は「助け合って一緒に頑張ることが復興や平和への一歩になる。みんなの温かい気持ちがたくさんの人に届きますように」とつづった。
 福祉関連では本部に募金箱を設置した。後日地域の社会福祉団体や自治会に寄付し、こどもの貧困問題への対応に活用する。