こいのぼり、ならぬ、「ジュゴンのぼり」 名護で泳ぐ


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ジュゴンのぼりを揚げる関係者ら=4月29日、名護市大浦のわんさか大浦パーク

 【名護】「こいのぼり」ならぬ「ジュゴンのぼり」9匹が4月29日、名護市大浦のわんさか大浦パークに揚げられた。ジュゴンのぼりは、同市のエコツーリズムなどに取り組む「じゅごんの里」と環境調査団体「北限のジュゴン調査チーム・ザン」が中心となって作成した。国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されているジュゴンに対して、多くの人に関心を持ってもらいたいと企画された。ゴールデンウイーク期間中、掲揚する。

 風になびいて気持ちよさそうに空を泳ぐジュゴンには、子どもの手形が押され、似顔絵も。名護市立瀬嵩保育所や名護市立久志幼稚園の園児らが描いた。
 じゅごんの里のスタッフ、東恩納ちえ子さん(43)は「子どもたちにも制作に関わってもらうことで、大浦湾のジュゴンに関心を持ってほしかった」と話した。
 北限のジュゴン調査チーム・ザンのメンバー、神座千明さん(32)は「ジュゴンのぼりを見た人が関心を持ってくれればうれしい」と語った。