ここは日本ですか? 米軍ヘリ11機、沖縄で…


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住宅地上空を一列になって低空で飛ぶ米軍ヘリ=10日午後1時52分ごろ、沖縄市(眞榮城健二さん提供)

 【中部】米軍普天間飛行場所属のAH1W、UH1ヘリコプター11機が10日午後1時50分ごろ、うるま市や沖縄市、宜野湾市上空を編隊飛行する様子が確認された。沖縄市役所には「低く飛びうるさい」「怖い」などの苦情が少なくとも2件寄せられた。

 目撃者によると、午後1時ごろに嘉手納弾薬庫上空をヘリ8機が一直線に並んで飛んだ後、午後1時45分ごろに11機に増えてうるま市から沖縄市方面に抜けて普天間飛行場に向かったという。
 沖縄市安慶田を車で走行中に目撃した眞榮城健二さん(35)=沖縄市=は「11機が1列になり、低空で飛んでいた。爆音も振動を伴い、身の危険を感じた。落ちてくるのではないかと思った。寝ていた息子も飛び起き、泣いていた。地元住民に連絡もなく、沖縄の空を自由に飛ぶ米軍に憤りを覚える」と話した。
 防衛省が学校の空調補助を廃止する方針を示していることに対し「騒音は全く軽減されていない。爆音の下でどうやって学べばいいのか。沖縄の子どもたちの将来を考えているとは思えない」と批判した。