【県議選告示・沖縄市区】


この記事を書いた人 金城 美智子

 定数5に対し現職5人、新人1人が立候補した少数激戦の沖縄市区。政党の後押しや強固な支持基盤がある候補者がそろい、前哨戦で激しい競り合いを展開している。

 各候補者は27日、中心市街地の交差点や選挙事務所前で出発式を開いた。運動拠点が200メートルほどの距離で、マイクの音声が入り交じり告示初日から激しく火花を散らした。
 県政野党系のある候補は「基地縮小、経済振興を前に進める。子どもたちに一歩ずつ進んでいる市や県を見せないといけない」と強調。与党系のある候補は「観光クルーズや鉄軌道で市を華やかにする。観光振興のため辺野古に新基地は造らせない」と訴えた。晴天の下、鉢巻きを締めた支持者たちはガンバロー三唱で気勢を上げ、拍手や指笛で候補者を送り出した。
【琉球新報電子版】