華やか琉舞に成都沸く 中国音楽祭出演


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「かぎやで風」を舞う沖縄芸能連盟の琉球舞踊団=30日午後10時(日本時間同日午後11時)、中国四川省成都市の東郊記憶公園

 【中国成都市=伊佐尚記】中国四川省成都市の音楽祭「2016成都国際友城青年音楽週」に参加している沖縄芸能連盟(玉城秀子会長)の琉球舞踊団が30日夜(日本時間同)、成都市の東郊記憶公園内の野外舞台に出演した。琉球王国時代の古典舞踊や明治以降に生まれた雑踊(ぞうおどり)をメドレーで披露し、成都に琉球の風を届けた。

 舞踊団は幕開けの「かぎやで風(かじゃでぃふう)」で中国での舞台に立った喜びを表現し、災厄をはらい、座を清める「若衆ぜい」へと続けた。空手舞踊「武の舞」や躍動感あふれる「鳩間節」「谷茶前」で観衆を沸かせた。

 そのほか、アジアやオセアニアなどの民俗芸能団体、欧米や中国などのロックバンドが各ステージに出演した。

 同音楽祭は2007年から毎年開催され、成都市で最も影響力のある国際的な文化イベントだという。今年は姉妹都市を中心に海外19カ国の29団体と中国の40団体が参加している。