7歳、3歳“完璧演舞” 幸地兄弟、客席を盛り上げ 全島エイサー


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観客席で踊る幸地佑仁君(右)と桃李君=27日午後6時ごろ、沖縄市のコザ運動公園陸上競技場

 【沖縄】全島エイサーまつり中日の27日、ステージで個性豊かな演舞が繰り広げられる中、観客席の最前列では幸地佑仁君(7)と桃李ちゃん(3)の兄弟が各青年会の演舞をほぼ完璧に踊った。那覇市の自宅でエイサーのDVDや動画サイトを見て練習し、毎週末のように沖縄市のエイサーイベントに通っている。

 旧盆のウークイの日は自宅での用事を済ませて、「一番好き」(佑仁君)という山里青年会の演舞を見に行き、一緒に踊らせてもらった。

 母親の奈月さん(39)は「家ではずっとエイサーの音楽をかけっぱなしだ」と笑う。

 子ども用の大太鼓二つ、締太鼓一つ、パーランクー三つを自在に操り、真剣なまなざしを向けて、フェーシ(囃子(はやし))もそろえて観客席から盛り上げた。佑仁君は「将来は(親戚のいる)諸見里青年会に入って大太鼓をやりたい」と目を輝かせた。