石灰岩にパキラ復活 枯れ根に水、4年 本部「まーす家」


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 【本部】本部町渡久地の沖縄料理店「まーす家」で、琉球石灰岩を土台にして育った6本のパキラの木が展示されている。店の入り口で高さ約1メートルの緑を広げ、客を迎えている。

パキラの木と「まーす家」の関係者=9月26日、本部町渡久地

 同店の棚原敏子さん(65)が約4年前、枯れて根元だけが残った状態のものを入手して、他の植物と一緒に「なんとなく」水をやっていたら、新芽が出てきてどんどん大きくなったという。「(土台の)石自体がきれいだったので置いていた。芽が生えてきて『ラッキー』と思った。今が見頃だと思う」と笑顔を見せる。

 琉球石灰岩に沖縄の島々を連想させるように植物を植え込む園芸「小島盆景」の作品の一つだという。