【本部】本部町渡久地の沖縄料理店「まーす家」で、琉球石灰岩を土台にして育った6本のパキラの木が展示されている。店の入り口で高さ約1メートルの緑を広げ、客を迎えている。
同店の棚原敏子さん(65)が約4年前、枯れて根元だけが残った状態のものを入手して、他の植物と一緒に「なんとなく」水をやっていたら、新芽が出てきてどんどん大きくなったという。「(土台の)石自体がきれいだったので置いていた。芽が生えてきて『ラッキー』と思った。今が見頃だと思う」と笑顔を見せる。
琉球石灰岩に沖縄の島々を連想させるように植物を植え込む園芸「小島盆景」の作品の一つだという。