ケーキ入刀、受験生「入魂」 イブ恒例、首里の進学塾


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 クリスマスイブの24日、受験生らがケーキに志望校合格への気持ちを込める「合格入魂式」が那覇市首里儀保町の進学塾「山川義塾沖縄校」で開催された。受験を控えた中高生らが「入魂」の思いを込めて150人分の特大ケーキに入刀した。

クリスマスイブに願いを込め、ケーキに合格の気合を入刀ならぬ「入魂」する塾生ら=24日、那覇市首里の山川義塾沖縄校(具志堅千恵子撮影)

 気の張り詰めた受験生にリフレッシュとラストスパートの契機にしてもらおうと同校が毎年、イブに開催している。

 塾長の山川学さんは「受験生にはクリスマスも正月もないのが通例だろうが、きょうは優しい気持ちになって仲間と語り合い、スパートの皮切りとしてほしい」と呼び掛けた。

 受験生を代表して惣慶琉馬さん(18)は「しっかり食べて合格を勝ち取る力を手に入れよう」とあいさつした。

 合格をつかみ取るとの願をかけて、受験生は切り分けられたケーキを、おはしを使って味わった。