【糸満】年越しを前に、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で26日、沖縄平和祈念像のほこりを払う「浄め」が行われた。祈念堂職員のほか、県工芸振興センター職員、同センター漆工芸技術研修修了生、沖縄バスのバスガイドら計26人が、平和への思いを胸に像を磨いた。
「浄め」は慰霊の日前と年末の年2回行われる。
バスガイドの仲本彩夏さん(21)は「平和を伝えていこうという思いを込めながら、ほこりを払った。沖縄戦体験者の声をリアルに伝えられるバスガイドになりたい」と語った。
平和祈念堂では31日午後10時から1月1日午前1時まで、第39回摩文仁・火と鐘のまつり(沖縄協会主催)が開かれる。