世界遺産背に初稽古 勝連城跡で空手、古武道家ら25人


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世界遺産の勝連城跡をバックに初稽古をした南原守礼館の門弟ら=7日午前、うるま市の勝連城跡の三の曲輪

 【うるま】上地流空手道南原守礼館(島袋淳館長)と琉球古武道南原守礼館(島袋常雄館長)は7日、うるま市の世界遺産の勝連城跡で2017年の初稽古を開いた。両道場は勝連城跡がある同市勝連南風原の地元道場。門弟25人が集まり、勝連城の城主だった阿麻和利の息吹を感じながら、汗を流した。

 空手の形「セイサン」や「セイリュウ」などの動きの確認をするときには、世界遺産に訪れた観光客らが足を止め、写真を撮るなどして見入った。

 6歳から空手を始めている仲宗根洋治さん(13)は「いつもより集中できた」と話し、稽古に打ち込めた様子。「2017年は出た大会全てでベスト3に入りたい」と抱負を語った。

 島袋常雄館長は「今年は古武道の普及に力を入れたい」と力を込めた。